スカウトの歴史について

ボーイスカウトの創設者 ベーデンパウエル卿

ボーイスカウトの創設者ベーデンパウエル卿

1857年2月22日、イギリス・ロンドンで生まれました。
父はオックスフォード大学教授。

母(ヘンリュック・グレース1824~1914)はイギリス海軍の名家スミス家の出で、良妻賢母でした。 ベーデンパウエルは8番目の子供でした。

4歳で父を失い、母の愛情のもとで育ちました。 絵画、文筆の才能をもった人でした。
19歳の時、イギリス陸軍の騎兵士官候補生となりました。

陸軍の将校としてインドヘ行ったとき、偵察活動、地図の作り方及び報告の仕方を研究しました。
これらの研究は、少年を訓練する時に非常に役にたちました。

50歳で軍人生活を退くまでに、軍人生活の中で、人間にとって観察力、推理力の重要性を感じ、これが後の スカウティングの班制度と進歩制度のヒントになりました。

アフリカでは、太陽と雨から身を守るために、常につばの広い帽子をかぶり、陸軍技師が使っている長い杖を持ち歩いていました。

イギリスで始まりました

「子どもどうしでキャンプをすると、すごく楽しくていいぞ!」ということを思いついた ベーデンパウエル卿が、20人の子どもたちを連れて小さな島で実験キャンプをしました。
1907年50歳の時のことです。

スカウトの歴史について

その翌年1908年1月に隔週発行の雑誌「スカウティング・フォア・ボーイズ」創刊号を発刊しました。
その雑誌は、創刊された直後から少年達の大ベストセラーとなりました。

少年達は、その雑誌の方法にしたがって自分達で班を作り、ボーイスカウトとしての活動を始め、 それが現在の世界の主要なボランティア活動に発展していきました。

今では、ほとんど世界中でボーイスカウトが活動しています。

どんな活動なのかな

スカウトとは、「先駆者」の事で、「自ら率先して幸福な人生を切り開き、社会の先頭に立とうとする子どもたち」 という意味を持っています。

すべての人に開かれており、キャンプや奉仕活動を通じ、学区や学年を超えた地域 社会における教育活動です。
そしてその教育には子どもたちが自ら成長できるよう段階的なプログラムが用意されています。

活動は、学校や家庭では出来ないようなことをしていくもので、楽しいゲームやハイキングをします。
子どもたちの体力や健康、協調性やコミュニケーションの能力、リーダーシップ、心の平和といった、一人の人間として身体的、知的、社会的、精神的発達を促す活動です。

1ヵ月に2~3回、日曜日を中心に楽しい集会があります。
学年によって集会の頻度が違います。
ハイキングやキャンプのほかにも工作やスポーツ、世界中の仲間との交流などテーマがいっぱいあります。

タイトルとURLをコピーしました